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兵庫慎司のブログ

音楽などのライター、兵庫慎司のブログです。

マキシマム ザ ホルモン/5月27日(水)@新木場スタジオコースト

ナヲちゃんの妊活のため、これを最後にライヴ活動を休止するツアー(6月2日に八王子でもう1本やることが発表されましたが)“『封印』~それでは皆さんマタニティ~”のファイナルだったこと、その会場で今後の重大発表があったこと、それはツアーの全会場でお客さんに告知していたんだけど「ツアー終わるまでは口外しないでください」というホルモン側からのお願いをみんな守ってほんとに情報がもれなかったこと(僕も知りませんでした。すごいファンを持ってるバンドだなあとほんとに思う)などは、もうあちこちで報じられているので、ライヴの雑感だけちょっと書きます。

 

本当に「出しきってる」ライヴだった、バンドもオーディエンスも。

スタジオコーストに充満するものすごいエネルギー。1曲ごとに気温上昇、熱気と湿気で床ビショビショ、しまいにはその湿気でアンコール前の重大発表で使われた映写機のひとつがイカれてしまいまともに映らない、というアクシデントまで発生。いつもそうじゃん、ホルモンのライヴ。と言われそうだが、やはりファイナルだけあって、特に鬼気迫るものがありました。

で、長丁場のライヴだったこともあってか、後半、MCの時間になるとロビーに出て行って、演奏再開すると戻ってくる人の数、いつもより多かった気がした。単純に、出しきりすぎて休憩が必要になったのだと思うが、そしてそれも無理もないと思うが、でも、最後までそんな気配など一切なかったステージの上の4人、ほんとにすごいと改めて痛感した。

 

同じギターに同じ弦を張って、同じエフェクターを通して同じアンプにつないで、同じボリュームで同じフレーズを同じように弾いても、同じ音にはならない。弾く人によって全然違う。その人が何を感じ何を考え何のために弾いているかによって、まったく別なものになる。

あたりまえですね。あたりまえですが、ホルモンのライヴを観るたびに、「演奏すげえ」とか「4人の息が異常に合ってる」ということ以前に、そのように「それぞれの楽器の音がものすごい」ことに、まずやられる。

ギター、ベース、ドラム、それぞれの声、いちいちすごい。何によってあんなふうに鳴らせるんだろう。人間力によって、だろうな。というくらいしか説明できないよなあ、といつも思う。

ホルモンって「なんか好き」みたいなライトなファンじゃなくて、すごくのめりこんでる熱心なファンを多数抱えるバンドだが、その人たちの多くも、まず最初にこの音にやられてるんじゃないかと思う。で、中毒になってしまうんじゃないかと思う。こんな音を出してくれるバンドいないし、それこそ海外にも。

 

って、音以外にもそれこそ無数に武器だらけ魅力だらけなバンドなのは言うまでもないが、そのへんのことをこれまで書いたことなかったなあ俺、と思ったので、書いてみました。