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兵庫慎司のブログ

音楽などのライター、兵庫慎司のブログです。

1月27日水曜日、ウルフルズ、8年ぶりの日本武道館

ライブハウスを回る→ホールを回る→シメに神戸と東京でアリーナ、という長いツアーのシメ、8年ぶり・復活後は初の日本武道館

山のようにあるヒット曲・代表曲・ライブ鉄板曲の中から、どれをどのあたりでどんなふうにやるか、という構成。その中に最新作『ボンツビワイワイ』の曲をいかに差し込むか、というタイミング。アンコールでやった「バンザイ」収録曲メドレー。そして何よりも、歌そのもの、演奏そのもの。

もう、何もかもがすばらしかった。

本編最後の「いい女」で、曲が終わったらトータスがまた呼び戻されるJBスタイルをいまだに続けているあたりに顕著なように、偉大なるマンネリをよしとしているバンドだし、同じことを10年でも20年でも30年でも続けたる!という気概を持っている人たちであると思うけど、そういうものでありながら、同時になんだかとてもフレッシュで新鮮なステージにもなっていた。先に書いた、構成の妙の効果だと思う。

 

それから。各メンバーのコーナーがあったりして、以前よりもひとりひとりにフォーカスが当たるようになったライブだったが、もしそういうコーナーがなくてもはっきりとわかるくらい、「この4人であること」「この4人でなければならないこと」がとても際立っているライブでもあった。

ケーヤンの「ジャカジャーン!」一発ですべてを表現するシャープで軽やかなギターの響き。「日本一なぜレギュラーグリップで叩くのかわからない男」サンコンの、セットをしばき回すような暴れドラム。ジョンBのモコモコムニュムニュと進むベースライン(なんだモコモコムニュムニュって。でもそう感じるのです)。トータスの経年劣化と無縁な、とことん声が伸びる、どこまでもソウルフルなボーカル。

すべて堪能しました。バンドっていいなあ、と思った。いや、バンドなんてそんな簡単なもんじゃないが、それこそメンバーがやめたり戻ってきたり、活動休止したり復活したりしつつも転がり続けてきた結果、こんなところにまでたどり着けました、ということもあるんだなあ。と、学んだ気がした。