兵庫慎司のブログ

音楽などのライター、兵庫慎司のブログです。

1/7(木)うつみようこ&YOKOLOCO BANDを観た

自分がもっとも近しいバンドであるフラワーカンパニーズのメンバーがふたり参加しているのに、実はこれまで数えるほどしかライブを観たことがなかったのだった。

なので、今年初ライヴ、しかもワンマンがある、というので行った。下北沢440、オール・シッティング……なんて言葉はないが、ああいうお店なのでお客さんは全員着席状態。正月なので振る舞い酒あり(樽の日本酒)。

 

ものすごくざっくりした言い方で申し訳ないが、前半は60年代後期~70年代のブルージーなハードロックノリの曲が主体、後半はさらにルーツ的なロックンロールが主体、という印象のステージ。

考えたらメンバー全員、ここまでルーツ直結なロックンロールをやる機会、このYOKOLOCO BAND以外ではないのでは、と思う。

そのせいなのかどうなのか、演奏する姿がとにかく楽しそう、メンバーみんな。特に竹安とグレート。普段開けられない、もしくは開ける必要がない引き出しを開けてプレイすることがおもしろくてしかたない感じ。

初めてこのメンバーでやったライブを観た時、「ああ、フラカンの時より全然楽しそうだ……こいつら、フラカンやめるな」と思った、と鈴木圭介は語っていたが(詳しくはフラカン単行本『消えぞこない』をご参照ください。こちら http://www.rittor-music.co.jp/flowercompanyz/ )、「ああ、なるほど、こういうことか」と、納得しました。

だからってふたりが今さらフラカンやめるわけないですが。

 

あと、ようこさんの歌を初めて聴いた時(メスカリン・ドライヴですね)、「えっこのバンド、ヴォーカル外人? え、日本人なの?」とびっくりしたのを、思い出しました。

振る舞い酒の酔いもあり、すっかりゆるゆるで(バンドがじゃなくて私が)楽しませていただきました。

 

余談。

2年前に某撮影のために竹安に借りたギター2本のうちの1本を返しそびれていたの、「そうだ、今日持って行けばいいんだ」と気づき、ようやく返却できた。が、私がギターを背負って440に現れた姿がとても異様だったらしく、いろんな知人に「どうしたの?」「バンドやるの?」などと、いぶかしがられました。