2/6(土)赤坂BLITZのハルカトミユキ
東名阪ワンマンの初日、2016年初めてのライブ。アンコールの最後で、7月27日にニューアルバムをリリースすることを発表、9月24日に日比谷野音ワンマンを行うことを改めて告知。
名古屋と大阪がまだなのでネタバレは自粛しますが、ざっくり言うと「じっくり聴かせる」時間と、「アオりまくりアゲまくる」時間の両方があるライブ。
で、どちらも、すごくよかった。そして、どちらも、ヒリヒリした緊張感が続くステージだった。観るたびにパフォーマーとして強くたくましくなっていくハルカの歌力(「うたぢから」と読みます)と、警報のような鍵盤を鳴らしつつ時に演奏放棄して走り回ったりするミユキの存在感、どちらもとても目と耳をひいた。
ギター松江潤・ドラム中畑大樹・ベースはレピッシュTATSUに代わり根岸孝旨(TATSUに別のスケジュールが入っていたのか? にしても、なんちう豪華なトラだ)が放つバンドサウンドのすさまじさも大きな推進力になっているが、「バンドに助けられている」感はない。ふたりのキャラや考えや感情が中心にあって、それが生々しく表れることによって進んでいく時間だった。
観終わって、2Fの客席で2,3分ぼーっと脳内反芻して、ロビーに出ると、ふたりがさーっと前を横切っていく。あれ? と思ったら、9/24日比谷野音チケット販売の席につき、手売りを始めた。長い行列を作った、そのひとりひとりと言葉を交わしながらチケットを売っている。
僕を含む関係者数十人は、それが終わるまで終演後のあいさつを待たされることになりました。誰も文句言わなかった。あたりまえか。でも、普段、待たされるのは嫌いだけど、これはいい「待ち」だなあ、と思ったりした。