12/2(金)リキッドルーム『奥野真哉50年祭 今宵限りの雑種天国』が激豪華だった
12/2(金)リキッドルームで行われた、『奥野真哉50年祭 今宵限りの雑種天国』に行きました。
これが公式サイト。
で、あまりに楽しくて現場から何度かツイートしたのをここにまとめて貼って、ちょっと補足も入れておこうと。
では以下、ツイートと補足。
12/2リキッドルーム、奥野真哉生誕50年祭、これから。地球三兄弟、フラカンなどなど大挙出演。今、渡辺美里、怒髪天、斉藤由貴、MANNISH BOYSと、おめでとうコメント映像が流れているところです。 pic.twitter.com/5TBi5O6gcz
— 兵庫慎司 (@shinjihyogo) 2016年12月2日
このツイートをしたあと、BONNIE PINKと中川敬と奥野さんのご両親のお祝いコメントも流れました。
渡辺美里・斉藤由貴は、今年3月~4月に仙台・東京・大阪で行われた、1966年生まれ(つまり今年で50歳)ミュージシャン大集合イベント『ROOTS 66』の時、そのバンマンスを奥野さんが務めた縁だと思います。
ちなみに、『ROOTS 66』3/27日本武道館のレポはこちら。
12/2リキッドルーム奥野真哉生誕50年祭、うつみようこ中田裕二加藤ひさし&古市コータローと来て、今ちわきまゆみとウエノコウジがMC中。バンドはYOKOLOCOに真城めぐみ、あとパーカス朝倉真司ギター畠山健嗣勝手ホーンズが加わったり加わらなかったり。ウエノ「なんで俺MCなの?」
— 兵庫慎司 (@shinjihyogo) 2016年12月2日
「バンドはYOKOLOCO」というのは、奥野さんがメンバーであるうつみようことYOKOLOCO BAND(ギター:竹安堅一・ベース:グレートマエカワ・ドラム: クハラカズユキ)のことです。このバンドに上記のメンツが曲によって加わったり加わらなかったり、というのが第一部のバンド編成でした。
1曲目はYOKOLOCOの持ちネタのひとつ、ディープ・パープル「Burn」のカバーでした。後半に派手な鍵盤ソロがあるので、ふさわしい選曲でした。(注:ここ、曲名間違えて最初「Highway Star」って書いてしまっていました。ご指摘いただいて訂正しました。大変失礼いたしました。パープル死ぬほど聴いてる世代のくせに、穴があったら入りたいです)
なお、「ウエノ『なんで俺MCなの?』」というのは、奥野さんにこの日のスケジュールをきかれて快諾したが、後日「ごめん、グレートに全部頼んでもうてたわ」と電話がかかってきてこうなった、とのこと。
12/2リキッドルーム奥野真哉生誕50年祭、続き。大森靖子&ピエール中野、フラカン、ちわきウエノのMCはさんで真心、地球三兄弟と来て、ボーカル奥田民生になんと布袋寅泰!も加わって「20th Century Boy」。ベースはウエノコウジ。曰く「やっとベースが弾ける」。そして休憩。
— 兵庫慎司 (@shinjihyogo) 2016年12月2日
地球三兄弟はグレートに替わってOTがベースを弾き、おなじみ(でもたぶん『奥田民生50祭』以来だから1年半ぶりくらい)桜井秀俊がギンギンの衣装でハンドマイクで「傷だらけのローラ」を熱唱、のパターンでした。もちろん「♪ローラ~」の部分を「♪真哉~」に変えて。
ここ、真心→OT加わって地球三兄弟、という流れだったんだけど、奥野さん、「民生くんそれだけで帰るのなんやし」と呼び込んだのが布袋寅泰。事前告知なしだったので場内騒然。前日と前々日がツアーの東京公演=NHKホールで、奥野さん、ツアーのメンバーとして参加している縁で、急遽決まった様子。
というわけで、ベースがウエノコウジでドラムがクハラカズユキ、奥田民生がギター弾きながら歌う横で布袋が弾きまくる「20th Century Boy」、という激レアなことになったのでした。
「そして休憩」というのは、ここで第1部が終わって、インターバルが入ったということです。
12/2リキッドルーム奥野真哉生誕50年祭、後半スタート。ギター越川和磨ベースtatsuドラム小松シゲルにチェンジしてPESが歌い、続いて奥野真哉志磨遼平大森靖子にRIP SLYMEのMC4人、総勢7名で「楽園ベイベー」をラップ!というまさかの展開。
— 兵庫慎司 (@shinjihyogo) 2016年12月2日
ここでバンドメンバーが上記のようにチェンジ。で、PESの出演は告知されていたし、ソロアルバムに奥野さんが関わった縁があるので納得だけど、リップの他の3人の登場にびっくりでした。奥野さんのラップという貴重なものも聴けた。あ、志磨遼平と大森靖子のラップも貴重か。
12/2リキッドルーム奥野真哉生誕50年祭、後半続き。ちわきまゆみ(歌!)、トータス松本、シシド・カフカ&元マリーズヒロティ&大森靖子、大森靖子はけて志磨遼平加わって3/4マリーズ+シシド・カフカ+勝手ホーンズ+奥野で、マリーズの「愛のテーマ」と「コミック・ジェネレイション」!
— 兵庫慎司 (@shinjihyogo) 2016年12月2日
ちわきまゆみが当時の衣装(ほんとに当時のものを持参されたらしい)で歌う!というのもレアだったし、トータスが昔奥野プロデュースで子供向けに作った歌を歌ったのもレアだったし、シシド・カフカと大森靖子のツインボーカルもレアだったが、それに続いた「3/4毛皮のマリーズ+シシド・カフカ+勝手ホーンズ+奥野真哉」が「愛のテーマ」と「コミック・ジェネレイション」をやる、というのが、もうこの上もなく激レアでした。僕の隣りのお客さん、あまりのことに泣いておられました。
12/2リキッドルーム奥野真哉生誕50年祭、後半まだまだ続き。ドラムキュウちゃんに戻って、SAのTAISEI&NAOKI、ベースはウエケンに。その次はベースウエノギター竹安、真城ようこ朝倉も戻って佐藤タイジの時間。本日二度目のベースウエノ&ドラムキュウちゃん。
— 兵庫慎司 (@shinjihyogo) 2016年12月2日
このへんに至るともう出てくるゲスト出てくるゲスト、決まって「押してる」「ヤバい」「早くやろう」とおっしゃる状態。タイジさんもおっしゃってました。
12/2リキッドルーム奥野真哉生誕50年祭、これで最後です。ニートビーツPAN&LAWDY&GULLY+奥野キュウちゃん、そして本編〆はレピッシュ。奥野、サックスも吹く。アンコールは真城&ようこメインボーカルで、みんな出てきてABBAの「ダンシング・クイーン」でした!
— 兵庫慎司 (@shinjihyogo) 2016年12月2日
押していた理由は、誰もが指摘していたように、MCのたびに奥野さんが長くしゃべろうとすることだったのですが(彼がサポートしているバンドのライブでMCを振られた時の、長々としゃべって爆笑をさらうあの感じです)、唯一ニートビーツだけは彼らがしゃべりすぎて奥野さんを焦らせる、という一幕あり。
レピッシュの時は、奥野さん、この日初めて2曲ともサックスを吹く。「鍵盤でサックス」姿に上田現感あり、アガりながらついしみじみ。
で、アンコールの「ダンシング・クイーン」もYOKOLOCOの定番曲。真城&ようこが金髪ヅラでABBAに扮して歌う。曲が始まる前に奥野さんが「残ってる人出てきてください」と言ったら何人か出てきて、始まってからもゾロゾロ増えていって、最終的には「これ布袋さん以外全員では?」みたいなことになっていた。みんな残ってたのね。
というわけです。4時間オーバー。最初の頃のMCで「これから3時間、お付き合いください」みたいなことを言っていたので、1時間のびたらしい。
自分の50歳にかこつけてありえないメンバーを集めてありえないセッションを見せてくれた、つまり単にお客さんにありえないくらい心血注いでサービスした、要はそういう時間だったことが、終わってわかりました。
ありがとうございました。楽しかったー。