1/31(日)クラブチッタ、Caravanの「新年祭」
Caravanが毎年1月にクラブチッタで行っている、お土産付き&ふるまい酒付きのライブ「新年祭」。
お土産、去年はビアジョッキで今年はマグネットの栓抜き。ふるまい酒、去年も今年もビールで去年はブルームーン、今年はコロナ・エクストラ。「ライブ中にお客が消費するアルコール量が多いチャート」のトップ2、僕が知っている中ではハナレグミとCaravanなので、とても「らしい」イベントだと言えます。
なお、ディスクガレージのツイッターで当日券が出ることを知り、チケット売れてないのかなと心配しつつ行ってみたらみっちみちの超満員だった。というファンののんきさも、まあ、「らしい」と思う。
いうわけで、いつもにましてお祭り色が強く、楽しいライブだった。MCで本人も「大変なことや悲しいニュースが多いけど、今日ここでは楽しみましょう」みたいなことを言っていたし、僕もふるまいコロナとドリンクチケット分の2本でかなりいい気分になった。
聴きたい曲をかたっぱしからやってくれるみたいなセットリストだったし、歌も演奏もすばらしかった。Dragon AshのATSUSHIの飛び入りもあった。
が、いつもそうなんだけど、ステージの上のこの人を観ていると、どうもこう、手放しで開放的な気分にはなれない。この人はこういう意志を持って、こういうふうな活動をしていて、たぶんこんなことを考えているから、こんな歌を歌っている。で、自分はどうなんだっけ。ということを、グルグルグルグル考えながら観ることになる。
フェスとか屋外とかアルコールとか、風とか土とか緑とかにやたらはまりがいいのに、束の間の逃避先にはなってくれない音楽。保留や一時停止を認めない音楽。だからこんなに執拗にライブに通ってしまうし、執拗に音源を聴いてしまうんだろうなあ、と、また思いながら帰りました。