2/11幕張メッセ、BUMP OF CHICKEN結成20周年記念Special Live「20」
これ、某所にご依頼いただいて、ライブレポを書く可能性があるので、こちらではちょっとだけ。
ステージの上には、機材と照明とバックドロップとメンバーだけ。ビジョンは4人の姿を映すのみで、VJとかの類いの効果映像はなし。何曲かでレーザーが飛んだが、演出らしい演出はそれくらい。つまり、ここ最近の「レーザー飛んでもおかしくない曲」で飛んだだけ。
バンドの20周年を記念し、過去を総括する25,000人規模のライブを、そのようなシンプルな、簡素な方法で行うことにした、その判断にまずグッときた。
思えばバンプって、でっかいバンドになって、ワンマンが大きな規模になってからも、かなりの間、そういうシンプルなライブをやることにこだわっていた、と僕は思う。
で、その方法で、やるところまでとことんやってから、次のフェーズに移った、というふうに僕には思えたので、最近の作品での変化も、ライブのやり方が変わったのも納得しているし、それをとても楽しませてもらっているけど、そうか、こういう時はこういうライブやるんだなあ、ということが、何かやけにうれしかった。
ずっとこれでやってほしい、というわけではない。まもなく始まるニューアルバム『Butterflies』のツアーが、こんなシンプルなステージだったら、それはそれで「うーん……」とか思うだろう。「アルバムの世界観でライブやってよー」とか感じるだろう。
でも、この20周年ライブは、これが大正解だったなあ、よかったなあ、と、反芻しながら帰路につきました。