ユニコーン 奥田民生50祭 “もみじまんごじゅう”/5月11日(月)@広島文化学園HBGホール(1日目)
川西幸一(2009年10月6日&7日@日本武道館、19日&20日大阪城ホール)に始まり、手島いさむ(2013年8月27日&28日@日本武道館)と続いた「メンバーの誰かが50歳になったら本人出ずっぱりのライヴイベントをやる」企画のいよいよOT編、場所は地元広島の広島文化学園HBGホール(行ってみたら昔の厚生年金会館でした)。全国20ヵ所でライヴ・ビューイングもあり。
以下、アクト順にひとことレポです。
ヴォーカル&ギター奥田民生、ドラム湊雅史、キーボード斎藤有太、ベース小原礼、つまりおなじみソロOTバンド。久々に浴びました、この4人のものすごいグルーヴ。始まった時は出音がなんかよくなくて「あれ?」と思ったがじきに直り、そこからはもう圧倒されっぱなし。比較的ソロ中期~最近の曲が多いセットリスト全8曲、ケツはアンセム2連発でシメ。
OT、途中で「ペース配分がわからない」とぼやきつつ、結果的にはいつもと同じ印象だったから、配分しなかったんだと思います。単にできなかったのかもしれません。
2 地球三兄弟
私、諸事情でこのバンドのツアーもイベント出演も観れなかったので(リリース時にはインタヴューしたのに。こちらです http://ro69.jp/feat/chikyusankyodai201212?p=1#title01 )、ものすごく新鮮に観させていただきました。1曲目、スパ de SKY(YO-KING、ギター)、Oしゃん(奥田民生、ベース)と、サポートの奥野真哉(キーボード)&伊藤大地(ドラム)が先に登場、持ち場についたところで真赤なラメのジャンプスーツにカツラのTHE EARTHが登場、西城秀樹の“傷だらけのローラ”の「ローラ」を途中から「Oしゃん」に変えて熱唱、という始まり方(MCによると、ジャンプスーツ、前はROLLYに借りてたけど今回は「カープの赤で」新しく作ったそうです。今後着る予定はないそうです)。
CDで聴けなかった要素としては、伊藤大地のドラムもすばらしいが(というか、いつどこで誰とやってるのを聴いてもすばらしくなかったことなどないが、この人)、奥野真哉のキーボードが自在に曲の色を決めていくさまに、「これほどいいとは!」とびっくりしました。
7曲目から大地が去って4人になり、8曲目では奥野もステージを下り、3人だけでがっちりシメ。なお、Oしゃん、自分があまり歌わずにすむ曲が多いせいか、やや体力回復した様子でした。
3 ユニコーン
これは翌日もあるので詳細は書きません。いくつか箇条書きだけ。
・派手な演出あり。大笑いしました。
・「奥田民生50祭」なのでこういうルールでやります、というコンセプトあり。
・セットリスト、古い曲と再始動後の曲のバランスがとてもよい。
・各メンバーの演奏も、ユニコーンでライヴやるの久々、ここから各地のイベントなどに出ていきます、という一発目だというぎこちなさゼロの堂々たるステージでした。どのメンバーの出音も、どしーんとした安定感あり。
・と、大満足の内容でしたが、最後にはOT、疲れ果てておられました。「明日もあるんだよなあ……」とこぼす一幕も。
以上です。