2/24(水)O-WEST、宇宙まお初のワンマンツアーのファイナル
初めての東名阪ワンマンツアー『会いにゆく』のファイナル、渋谷TSUTAYA O-WEST。
4年前にリリースされた最初のCD『風とどこかへ』の1曲目と2曲目、「バイバイ」と「ロックの神様」で始まる、全作品の曲を網羅した上に弾き語りコーナーで新曲「会いにゆく」まで披露した、完成度の高い、充実した、まさに「集大成!」みたいなライブだった。
……と言いたいが、私、全部は観れませんでした。
21:30に銀座に行かないといけない重要業務が急遽入ってしまい、本編16曲、アンコール3曲の全19曲のうち13曲目の「ハロー、グッドミュージック」までしか観れず、でした。
時計を気にしながらギリギリまで観て、ああ、こういうのを「後ろ髪をひかれる」っていうんだなあ、ほぼ坊主だけど俺、とか思いながら、泣く泣く会場をあとにし、走って駅まで行きました。
で。駅まで走る前の話。
「誰も知らない国へ」や、「満月の夜」や、「そばにいるよ」や、「ハロー、グッドミュージック」などなどを聴きながら、全キャリア一貫していい曲ばっかり生んできたんだなあ、と一瞬しみじみしてから、「あ、そうだ、俺、このキャリアが始まる前に、この人のライブ観てるんだ」と思い出した。
CINRA NET.がやっているシリーズ・イベント、「exPoP!!!!!」です。しかもこのO-WESTの隣のo-nest。いつだったっけあれ、と今調べたら、2010年の10月28日でした。
当時、東京インディーシーンで急上昇中だったクリープハイプが出ていて(そうだ、クリープハイプもこの時初めてライブ観たんだ。まさに「破竹の勢い」って感じだった)、彼らを観に行ったら、オープニング・アクトみたいな感じで最初に出てきたのが、宇宙まおがギターを弾いていた、The宇宙人sという大学生4人組のバンドだったのでした。
リズム隊は男の子、ボーカルの女の子がいて宇宙まおはギターで時々歌も歌う、という編成だったんだけど、爆発的な笑顔(ってどんな笑顔だ。でも今もそうですよね。つまりあの笑顔です)でギターを弾き、歌う彼女の姿に「うわ、この子すっげえ華ある!」とびっくりしたのをよく憶えています。で、「なんでセンターで歌わないんだろう?」と不思議に思ったのも憶えています。
あと、クリープハイプ尾崎が、MCで既に「父マサル」ネタをしていたのも憶えています。
そういえば当時すでに「ロックの神様」やってた。
あと、中盤の弾き語りコーナーで、1週間前に、このツアーのために作ったという「会いにゆく」という曲。
ほんとに作ったばかりだったみたいで、「なので歌詞を見ながら歌わせてください」って譜面台を出して歌ってたし、ギターのコードも何ヵ所か間違えてたけど、これ、すんげえいい曲だった。メロディにフックありまくり、言葉が素直でストレート。
できあがったバージョンも聴きたい。