兵庫慎司のブログ

音楽などのライター、兵庫慎司のブログです。

3/9(水)Zepp Tokyo、電気グルーヴを観終わったあとの余談

このライブ、RO69にレポを書きました。現在(3月10日木曜日25:35)はまだアップされていませんが、近日中にあがると思うので、ぜひお読みいただければ幸いです。

 

なので、ここでは、ライブが終わった後の余談をふたつ書きます。

 

ひとつめ。

終演後、楽屋へあいさつしに行ったら、バックステージに大根仁監督がいた。

ムービーのカメラを持って、ひとりで廊下に立っている。

 

「あれ? 今日、撮影したんですか?」

「うん、パート2」

「ええっ、映画の? ほんとに?」

「いや、嘘嘘。何も使う予定ない」

「え、じゃあなんで撮影に?」

「強迫観念で」

 

だそうです。

「俺がカメラ回してない時に、おもしろいことが起きたらどうしよう? っていう強迫観念で」撮りにきたそうです。

でもほんとに、使う予定、なんにもどこにもないそうです。

笑いました。愛すべき病気っぷり。

 

余談、ふたつめ。

ポリシックスのハヤシくん&フミちゃんが観に来ていて、終演後、ばったり会った。

ハヤシくん、大好きな電気のすっごくすばらしいライブを観た!ということで、なんだかもうものすごく昂ぶっていて、このまま家には帰れない、酒でも飲んで誰かに語らないと収まらない、みたいなテンションで、「じゃあちょっと行きますか」と、電車のある時間内で、ちょっとだけ飲んだ。ハヤシくんとフミちゃんと、キューンのスタッフTさんと。

ハヤシくん、飲みながらほぼノンストップでしゃべりまくっていたんだけど、今日のライブを含む電気の話9割、ほかのバンドやほかのCDの話1割。

つまり、本当に音楽の話しかしなかった。

お互い長い付き合いだし(初めて会ってから16年とか17年とか経ってると思う)、それなりにいい歳で音楽業界歴も長いので、「○○の××さんがやめたって知ってる?」とかいうような話にもなったりしそうなもんなのに、というか、なるのが普通なのに、そんな瞬間、片時もなし。

ライブ帰りの高校生のようだった、ハヤシくん。

あと、電気の作品やライブに関する記憶力、ハンパなかった。僕より全然詳しい。

その上、僕が「『TKO tekno queen』の時、石野さん有頂天の『一週間』を歌ったよね」と言ったら、「ああ、『BECAUSE』(1986年に宝島から出たカセットブック)に入ってるやつ、やったよね!」と即答されてビビりました。

俺が高3の時に出た作品だぞ。なんで知ってるんだ。

後追いでちゃんとチェックしていたそうです。なんかもう、全体に、「負けた!」って感じでした。

 

 

付記:その後、RO69のライブレポ、アップされました。

こちらです。ぜひ。

ro69.jp